息子にバルコニーに締め出されたという話を書いて、
もう１つ思い出したことが・・・。

もう何年か前のある冬の日の話です。
妻の実家である広島で法事があり、妻が先に帰省をしました。
私は、仕事を終えて、遅れて週末だけ広島に行くことになっていました。

その金曜日は飲み会で、酔って家に帰って、
玄関で鍵を探したところ・・・ない。鍵がない。
家の中に、置き忘れたまま、会社に出かけてしまっていました。

鍵を開けてくれる業者がいることは知っていました。
でも、どうやって探せばいいのか？
しばらく、それに悩んで・・・携帯からＨＰで探す方法を
思いつきました！これで、助かると思ったんですが・・・。

とにかく料金が高い！ホテルに宿泊した方が明らかに安い。
でも、家の中の喪服を持って、広島に発つ必要があり、
選択肢はありませんでした。

諦めて、電話をすることに・・・。
しかし、業者から、その鍵は開けられませんとの回答。
うちのマンションの鍵、ピッキング対策が施された鍵だったんです。
「ドアをドリルで壊して入ることになりますが・・・」
既に深夜。賃貸マンションのドアを大きな音で破壊する・・・
とても、この方法を選択することはできませんでした。

寒空の下、数件、電話して全滅寸前。
最後の１件に電話。
「ドアスコープありますか？」
「は？」
家の中から、相手を見るあの小さな窓のことです。
「あります！」
「では、開けられると思います。」
（やった！）
「そちらに到着するまで１時間くらいかかりますが
　よろしいですか？」
「お願いします」と言うしかありません。
「料金は、○万円ですが、よろしいですか？」
「お願いします」これまた、こう言うしかありません。

寒空の下、既に玄関前に到着してから２時間以上、
やっと業者の方が到着。
ドアスコープを外から開けて、金具をそこから入れて
ガチャ！無事、部屋に入ることになりました。

家の中って暖かかったですよ。その日は・・・。
でも、お財布の中は寒かった・・・。

皆さんも、気をつけてくださいね。