とある週末、幼稚園への親子登園の日のこと。
この日は、雨に加えて強い風が吹く悪天候。
登園する途中で、傘を飛ばされそうになって泣き出す息子。
「どうする？帰る？」
首を振る息子。
「じゃ、頑張って幼稚園へ行く？」
首を振る息子。
「じゃ、どうするの？」
「わかんないよー」と泣き出す始末。
結局、雨は、そんなに強くなかったので、
私の傘で息子を濡れないようにして、
なんとか幼稚園までたどり着いたのでした。

そして、帰宅時・・・やっぱり、強風のまま。
雨は、ほとんど止んでいたので、傘をささずにどんどん進む。
そのうち、息子が傘を振り回し始めた。
「何してるの？」という私の質問に息子が答えた。
「かぜをたたいてるの」

その瞬間、また、風が強くなってきたので、ちょっと悪戯。
「ほら～、叩くから風さんが怒っちゃったよ！」
ちょっと、しょんぼりする息子。
「ごめんなさいしたら？」という私の勧めに従って・・・
「ごめんなさ～い」

・・・そしたら、本当に風が止んだ。

息子いわく「かぜさん、いたかったんだね」
そ、そうなのかもしれないね・・・。